カテゴリ: 校長日記
全校朝会-大型連休と祝日- 1~6年生 4月28日(月)
6年生のしっかりした言葉と挨拶から全校朝会が始まりました。
全校朝会で、私からは大型連休と祝日について話をしました。4月末から5月上旬にかけて祝日が続き連休となりますが、この連休中の祝日は、4月29日「昭和の日」、5月3日「憲法記念日」、5月4日「みどりの日」、5月5日「こどもの日」の全部で4日あります。その中でも子どもたちには、なじみ深い「こどもの日」について詳しく話をしました。
もともと5月5日は端午の節句で、厄除けの儀式や男の子の健やかな成長をと幸せを願う様々な行事が行われていました。「こどもの日」として決まったのは昭和23年の祝日法によってで「こどもの人格を重んじ、こどもの幸福をはかるとともに、母に感謝する」と定められています。こどもの幸福については多く知られているところです。母に感謝は当時のお産は命がけであったことがうかがえます。現在は、両親、祖父母への感謝にも広がっているところがあります。
「こどもの日」には、鯉のぼりを上げたり、柏餅を食べたりします。これにも諸説ありますが、鯉のぼりは中国の黄河を鯉が竜門を登って龍になるという中国の伝説に由来し、難関を突破して成功をおさめ、社会で出世することを願う意味が込められています。また、鯉は生命力があり、大きく丈夫できれいな川以外でも生きていくことができるために、子どもに強くたくましく育ってほしいという願いが込められてもいます。
柏餅の柏の葉は、新芽が出るまで古い葉が落ちないという特性から、新芽を子ども、古い葉を親に見立てて家系が絶えない「子孫繁栄」とし、縁起のいい食べ物として定着したそうです。
大型連休は、それぞれの祝日の意味を捉えながら、いろいろな体験をしたり、家族で過ごしたりして、楽しく安全によい日々にしてほしいと思います。
公開日:2025年04月28日 12:00:00
更新日:2025年05月09日 14:48:48