品川区立立会小学校

　２年生は現在算数でかけ算の勉強をしていまが、その一環でかけ算九九の暗唱をしています。１つ目のステージは、１の段から９の段まで、×１から順に唱える上りのかけ算です。２つ目のステージは、×９から下がりながら唱える下りのかけ算です。３つ目のステージは、各段ごとにランダムに唱えるバラバラかけ算になります。そして最後のステージは、各段が混ざっているバラバラのかけ算でそれが唱えられると合格となります。
　子どもたちは毎日練習し、友達に、おうちの人に、先生に聞いてもらい、力を伸ばしています。最後の各段が混ざっているバラバラのかけ算を聞くのは私が担当します。今３つのステージを合格した子どもたちが、私のところへ挑戦に来ています。
　休み時間になると「失礼します。」と校長室に来ます。みんな丁寧な言葉で礼儀正しいです。席に座るといよいよバラバラかけ算に挑戦です。とても緊張している様子がうかがえます。カードを提示する「ろくご、さんじゅう！」と答えていきます。どの子もカードを提示してから答えるまでが速く、ここまでたくさん練習してきたことがうかがえました。間違えても何回でもチャレンジできるので、２０分休みにうまくいかなかったときは、昼休みにすぐ来て挑戦するという積極的な子が多く見られます。
　「合格！おめでとう！」間違えずに最後まで唱えられた子に声をかけると、「やったー！」と大きな声を上げて喜んでいました。その子は「夏前からずっと練習してきたんだ！合格できてうれしい！」と満面の笑みを浮かべていました。日々の積み重ねが大きな力となっていることが分かりました。合格する子どもたちが日に日に増えています。とてもうれしい毎日です。