カテゴリ: 校長日記
数直線を使って 5年生 7月9日(水)
5年生が小数のかけ算の学習をしました。小数を使ったかけ算は4年生までにも学習してきましたが、5年生ではかける数が小数となります。
今日の授業では、かける数が1より小さい数の小数のかけ算について学びます。2年生から学習してきたかけ算は、答えが必ずかけられる数より大きくなります。ですから、かけ算をすると答えは大きくなると捉えているところがあると思います。しかし、1より小さい数の小数のかけ算は、答えがかけられる数より小さくなるので、立式でかけ算なのかわり算なのか迷うところとなるのでそこが今日の学習のポイントとなります。
今回、きちんと立式するための手だてとして、数直線を活用しました。出てくる数値を数直線に表していくことで、その大小関係を理解し演算決定につながります。また自分の考えを説明していくときにも効果的です。
子どもたちの様子を見てみると、前単元、本単元と数直線を使って学習しているので、数直線に問題の数値を表していくことはうまくできていました。数直線に表せると、数値の大小関係が明確になったようで、1より小さい数でかける計算の意味理解が深まっているようでした。
最後に子どもたちの理解を深めるための問題として、先生が1mの金の延べ棒を出してきた時に、子どもたちは大いに盛り上がりました。問題は、必要な数値以外の情報もたくさん記述されていましたが、数直線をもとにして求める答えに対して必要な数値を読み取って答えを求めることができていました。これからの算数の学習はより複雑に難しくなっていきますが、数直線を自分の武器として、学んだことを生かして考え、問題解決を図っていってほしいと思います。
公開日:2025年07月09日 13:00:00
更新日:2025年07月11日 14:00:36